プラネットOFゴリラ(12)

 むしろ内なる特異性を活かせ

よ♪っていう啓示に素直になってプリンスは考案したのです。もしもずっと自分が無視されていた日々がみんなの眼前に示されればきっと、みんなが暗くなるのではなく・・・ずっともっと明るくなれる。人の不幸が好きな国。それが日本だから。プリンスが逆手案を講ずるのも現実味があったのです。無視された人間の辛さは本人にしかわからない・・・ではスマさんぞ!!強い気迫と闘争心がプリンスを襲ったのも、再び執筆の現場を捉えたはてなチャンス到来が大きかった。そこから怯むことをしなくなったプリンスが最初に目を付けたのが、コンビニのトイレの掃除。そこから瞑想の小部屋を考え出して考案を出す。証明写真用のあの部屋を、未使用時、瞑想の部屋に転換する案。なぜなら、コンビニのトイレは結構人気でみんながなかなか出てこないっていう理屈をプリンスは掃除中に掴む。ここだけでは足りないんだ・・・瞑想出来る場所・・・しかも座って考えごとが出来る小部屋・・・ありとあらゆる世界から離脱出来て初めて人間は芳醇な案を出せる。すべては憑依トリックでした。立案者もプリンスの影には存在していたのです。