プラネットOFゴリラ(8)

 

プリンスの発言の中に出てくる啓示は、示唆のことで、一瞬先の未来がプリンスには見える。しかも…それは生まれながらに人の心を読める特性から起因したものでした。女子の風情でありながら、実は男子であることもバレバレで、この子は普通じゃないとか、取り扱いが難儀とか、大人達が勝手に分類して無視した長い歳月は存在していました。まるで、人生を棒に振ったようで、まったく、違う嬉しい予感がプリンスを襲ったのは57歳になった9月のことでした。棒に振ったのは間違い。棒はシンフォニーのタクトだったのです。ポパイというインターネットカフェで、はてなと絆を構築することに成功し、それから10年の歳月をブログラン出来た…。この歳月をみずから吟味し、プリンスは新しい予言を発表する。この國が、文字通り、国になる道筋をしたためることこそ、自分の天職だという内容でした。まだ日本ではプリンスの存在を知る者はほぼ存在をしておらず、逆にやり易い状況だったのは超ラッキーでした。