貞彦編〔95〕

 ここは熟慮し塾成〔新語で、塾に特別に行ってすでに勉強していること〕しながらあたしは空欄になったスペース埋める為に頭の中で奔走。勝てば官軍、負ければ賊よ この後にくる七文字もしくは五文字。これ完璧に埋めることが出来た人間こそが日本の文豪です。あたしもまだ、考えが浮かばない。適当な文字はすでに浮かぶ。けど・・・文章〔特に川柳とかハイクになれば〕おのずと動作が変わってくる本髄。幾つもの言葉は候補として挙がってはくるけど本命はひとつ・・・。とても哀しい言葉である可能性ある。庶民の無力をメッポー言い当てている可能性?でも恐れてはいけません。ここは法治国家です!!きちんと文人の地位は死守されている。もちろん民衆の心も同時に包括され守られている。悲しいかなそういう死守が全くもってなされていないのがナショナリズムの国ですね。しかし中傷になるからあえて言わない。よその国についてとやかく言わないのも国際ルールであり、ツール。日本がしかしこのように民衆の弱さをきちんと言明出来る国へと変身遂げるのならあたしの思惑も生きる。これからが楽しみになる。京都の高級茶、上喜撰にはどういう訳か、脇田喜一郎の喜が入っている。あたしがこの国にデビューしてくることをすでに予知していた・・・。嬉しい符合として捉えていいでしょう。ブラックシップの女という触れ込みですよね。