現実と対峙出来ない。それは幼児の構え

 現実と向き合わないといけないのにそれから逃避することばかりに終始する。これでは先は開けない。わけても大事な思春期を苛めに遭遇したままで通過させてはいけないし、そこを押さえていくのも教師。大変な職場だと改めて思います。父のように図書室に逃避してそこでにこにこ笑いながら本の埃にまみれ、ほら、この本なんかが君が今、読むべき本だよ?って差し出す位なら誰にでも出来る....いいえ、本の内容を知らないと人には奨めることは出来ない。私は改めて父の功労を思います。私は父が亡くなる前に法外な話をして喜ばせています。アメリカまで私の本は渡るのよ?って。確かに父を喜ばせるために嘘をついたけど、ちっとも父は疑わない。じっと耳を澄ませていた・・・。人の信頼ってこれなんだな?って。学業では冴えなかったけど、父は娘の真骨頂が文学にあること、そして母は音楽にもあることをずっと幼児の頃から見抜いていた。私はアメリカと国を出して誇示しましたがそれは将来的にそうなるだろうっていう予測を踏まえて父に話した。しかもちょうど父の写真が娘のスマホから私のファーウェイに昨日送信されて来たのです。一時期、父が気に入って着ていたグレーのロングコートにキャスケット。おしゃれ心があった父に思わずワオ!!ってなったんです。