貞彦編293

 とぼけることで、ほぼすべての惨事から逃れられる・・・これも父から学ぶことが出来て、なんか胸がすく思い。父は三文字に括られた結婚生活だったのです。恐妻家。なぜ、日本男子がそういうことになるんだ?ってみんながいぶかる場面でしょうか?父は嘘が多かった。小さな別にたいしたことがないウソですが、母は発見するのが速かった。すぐばれてしまうのもB型の特徴で、正に蛇に睨まれた蛙状態。私はいつの間にか幼児でありながら父の窮地にばかり目を配る癖が身に付き、ずっとその様子を伺ううちにも、観てしまうのです。とぼける・・・です。腕白には中々なれずともこのトボケルを取得でワンパクトが得られる。インパクトの恐妻家版ですね。川柳や狂歌でも、とぼけるが重要な位置を占めています。相手の気を逸らすことが目的でやり込められている時に突然、違う話、しかも相手が気になるようなことを話し始めて興味をそそるのです。おうちの言いよったあのことは、僕もずっと気になってた・・・また一緒にそのことば話そうって、それだけ言ってそそくさと居なくなる。とぼける仕草、そしてユーモアはユーモアでもかなり相手に関係あることで興味を引く。先生が、いっきなり訊いてきたんだよね、君のことをさあって。いやいやいやいやいやあ、その子きっと、びびっている。苛められている側より、もっと緊張が高まっているのはいじめの張本人たち。我々はもっとリラックスしていこうよ!!