いつ倒されてもおかしくないひょうひょうとしたプリンスの存在感が押しも押されぬ存在感になっていく過程には長い時間がかかると思われていたものの現実は逆を取った形に収まる。意外過ぎる結果だった・・・この国は新しい人材を無視する国ではなく、これから多くの変わり種と呼ばれる人材を活用していくことを念頭に動き始めていたことも好材料のひとつになっていました。神とスクラムを組むにしても難題が控えてはいましたが、約束事をさらにプリンスは設けてそれを互いに厳守することで一致を見たのです。なぜ、自分が世の中で一回は抹殺されてしまったか？そこを掘り返さずに前へは一歩も進まないことをまず、周辺に分からせていったのです。存在の抹殺は殺人にも等しいからです。議題は難しくもなんともない・・・とプリンスは後退しません。このことを前に出して初めてこの国が抱える闇もあぶり出される。神の賛成は必要なく、むしろプリンスは独断を優先したのです。
