プラネットOFゴリラ(54)

 

神にとっての肝いりの人材こそが、プリンスでした。その愛に答えることが最短コースであるにも、関わらず、ここまで、もつれたのも、プリンスが精神的軍略を構築したからです。美しい心だけで世の中を渡り合うことは、かくも、難しいことを肌で聡ったからに他ならない。プリンスのこうした事情を神は汲み取り、さらに、間口を広げでこう言うのです。おまえには、赤ちゃんの頃から夫婦の闘争をじかに見せて来たが、その結果はどうだったかね?神は真摯に尋ねPrinceは回答します。夫婦の闘争が赤ちゃんの私の脳を、レベルハイにしたと思う…それを聞き、神は微笑み、我が子よ!我が同士よ…と。意志の疎通は良好に推移を見たのです。