プラネットOFゴリラ(29)

 

かましいのが最も嫌いなプリンスが穏やかな日常を優先したい構えであることは自明でした。なんの為に利益を求める姿勢でいるか?身の程を知ることが第一で、そこを解決をしないまま未来へ繋がる道を切り開くことは、難しい…と悲観的になっていたときです。66歳の自分の姿は世間様から見たとき、既にゴミではないのか?そう直感し、把握したとき、脳天直撃に見舞われるのです。ゴミに、見られたことは、ちっとも、落ち込むことではない…と思い直すものの、地位や名声も、現世では大事な要素になる代物ではないのか?なぜ、そういう華やかなものに、自分は愛を注ぐことがなかったか?深い悔恨に見舞われたのです。純粋な気持ちになって、上を目指そう。てっぺんまで昇り詰めたい。プリンスはソッコー生き方を変えたのです。