貞彦編971

 初のフィクションに挑むという30日後。この小説はあたしの最後の作品になるだろう。もともと、そこまで長生きは出来ないと踏んでいた。家族もお父さんの年齢(享年77)までお母さんは生きない・・ってそう予言する。苦労が多かった・・・っていう見方で鬼娘は分析する。しかし決して苦しまず眠るように亡くなるだろう・・・と私の臨終を予知している。90歳まで生きる人々は相当に運がいい。日頃、プラス志向で生きた明るい人々が多くを占める。悩むことがあたしもあまりないけど、70歳までくらいで死ぬだろう・・・を家族は予知するのもなんとなく分かる。私は周りに迷惑を掛けてまで、生きたいとは思わない。のぞみは静かな最期だ。そばにはあたしの最期の著作が置かれ、きちんと著作権のあるBOOK・・・夢のような70年だったと回想しながら眠りたい。痛みがあるのは嫌だ。最期くらい安らかにありたいものだ。ほな行こうか。なんやて? ゲーセンですべての 生活用品 揃えたい言うんか? アホちゃうか(アホな話やで、ま、待てよ…)