貞彦編626

 あたしはお金に細かい男との結婚など全く頭に描いてはいなかった。あの頃まだ三十歳になってない。そのことは大きかった。ぎりぎり二十代。まだ、この先には素敵な大金持ちとの出会いあるかも・・・って諦めてなかった。付き合っている彼氏の裏切りもあって、前の旦那との結婚を決めた・・・っていう経緯も大きかった。親にも紹介する・・・って思うけど、そのときは矢上神社のあまこっていう美容室の前らへんで待ってもらう。啓示があった。まだ速いぞ!?今度まで待つんだ・・・っていう啓示。あたしはそれに従う。彼は兄弟たちに説得されてしぶしぶあたしを捨てる。それで店を休んで金物屋に入る。自殺を図ろうとしたけど、出来ず、一日経過して店に出ると、オーナーの横に、亡くなった旦那がいる。真面目過ぎてダメって最初思う。しかし意外な長所があった。ジルバがうまい。何回も回されてふらふらになり均衡を乱して領空権を奪われて今日に至る。みんなも最初が一番大事だ。そこには誰にも言えない真実がある。☆23978☆

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