貞彦編239〔オラン・ウーマン編〕

 伯母の生き方が伴侶は理想だった。こういえば分かると思う。上手く夫を立てて、しかも料理も上手い。しかし結果どうだったか?っていうと相手も再婚、伯母も再婚だったんだけど、伯母は相当に気を遣った割にこの結婚は割に合わない結婚だったって・・・身うち、特にあたしだけに詳しく漏らす。絶対将来書いてくれ!!って。なんで?ってみなも思うだろう。行政の様々な改革で伯母も原爆手帳を持つまでになる。広い範囲になって医療費はゼロ。相手の家庭ももう大学生に息子がなっていて一緒にほぼいない。なんら不自由ないのに矢上の家を出たことを悔いる。年金支給の年齢に達して役所まで談判に行くくらいだったから、普段大人しくても、おかしいな!?って発奮したら行動は早くて驚かされた。三菱の年金よりも自分の方が多くて、結局夫の年金ではなく自分の教職の分で年金を貰う。あたし、この時に作家脳にピンと来たんだ。彼女は、年数が多くて年金が上回ったこと、そして悔いた理由も分かってくる。年金を貰いたいが故、結婚したというトリック。しかしどちらかしか、選べない仕組み。エメラルド・ウーマンは彼女の望みを叶えて進呈したい。もうあと少しすればよみびとしらすの短歌を紹介し終わる。恐らく四月から彼女の生きざまを描いていける。みんな楽しみにね。ゴリラの年金hn案は彼女&私の伴侶の施策といってもいいだろう。