貞彦編251

 この番号に吉がある!!なんでかっていうと、父の実家の二階に住み始めた時です。同じ場所なのに新しい番地?これが251番地だったんです。もしかしたら世帯別ってことで戸籍かもしれないけど、あたしが六歳のとき、矢上に転居してきた。もう六十年近い年月が降り積もって見えなくなっている地面。しかし両親が活発に話しているので、覚えているのです。階下の伯母達が住む場所は151番地。ちょうど百の差異があるんです。今は土地自体の番地は区画整理で変更になってあたしたちの住む場所もそのとき、替わっています。懐かしくて、251番地を母が大層、喜ぶさまがまだ、目の奥に残る。母は核家族っていう三文字にもっとも喜んだ口。大勢の家族その単位での画一化を嫌い、教員生活を退いたあとは、クッチャネ生活をまっとうした。クッチャネが基本キーワード。専業主婦お決まりの三食昼寝付き。しかしこのおおらかな姿を見ていたことがあたしには刺激になった。毎日毎日テレビ漬け。こんな生活にピリオドはいつ??って実はあたし本人もある時までは看過していた。テレビ当時は面白かった。ソランとかロボタンとかねえ。今、そのときのトキメキの半分もない。すっかり浸透して慣れっこになってしまい視聴者側の感謝の念も薄れた・・・。ジャングル大帝もそして、ロッテ歌のアルバム!!映像もう一回見たいな!!ちなみにカラーテレビはあたしが中2のとき、やっと家に来た記憶がある。