貞彦編〔58〕

 健康診断が近々に迫ってくるともう行きたくない気持ちになってくる。本当に喉に胃カメラが通過する?空に飛行機が飛ぶのは信じられないのと同じ理屈だ。確かにヒロミが持っているパラシュートを背負って飛行機に乗れば落ちても難は逃れられる。しかし・・・昨日観た映画、ハートブレイク・リッジみたいに海に落とされたら?泳げないし、もしもサバンナに飛行機が落ちたら?木に引っ掛かってパラシュートと共にやんわり樹木にぶら下がって一命取り留めても、横にひょうが微笑んでいたら?考えるときりがない。だから人生はアクティブで飽きない。面白みが満載なのかもしれない。今いきなり新語浮かんだ。ラクティブだ。あたしの生き方そのものと思ってね。さあ、正常機軸に戻しましょう。生命保険です。まず英訳ね?父は事前に自動車学校に通って生保に就職前には免許を採ろうと挑戦します。しかし実地で恐ろしくなる。ガガガガ~~ンガガガガ~ンの坂道発進。そこでどうしてもダメだったんでしょう。入学金どうなったかそこまで解りませんが、免許取得を断念し、公共の乗り物利用に切り替えて保険会社に入ってます。あたし・・・父に謝らないとってそこを今朝は吐露しておきたい。母が七十一歳から12年以上の歳月、介護ホームに入っていたことです。父は確かに年金は充分に入ってたけどそこまで贅沢出来る程ではなかったという訂正です。介護ホームに支払う額は月に十三万あったでしょう。すっかり度外視して父がお金を散財してたみたいに思っていたことは最初に詫びたいと思うのです。