オランなようちゃんいじめ日記〔6〕

 無視程、虚しいものはない。空虚な気持ち?でもそれさえ生かせれば、すでに勝ち組と言える。無視した理由だ・・・何とか無事にすり抜けたいが為に、無視を決行していた節がある。母は実際、戦争と対峙するのが怖かったのでは?って。戦後の人々の豹変だ。幾ら自分の父親、脇田大佐のことを大事に思っていても国民の言葉は母にとって堪えがたいもの・・・しかも戦後は人々の口調も天地無用の花卉を割らんばかりに激しかった。陸軍よりももっと悪いのは海軍だろ?って、能なしばっかりが集まって国をたぶらかしたんだろう?って。母は父親への思いが相当あったゆえに即時封印したのだと思う。だから母の無視が良かった!!とは決して言ってはいない。ただ・・・子供達に考えさせた。想像させてやまなかったは言えると。大人の行動のひとつひとつに意味があっておいそれとは軽口は叩けない。私も弟も長い間掛かって答えを見つけてしまった。