苛められていた人間の怪物化

 Pが銀行に入行したのは私の弟が生まれた1962年。それを聞いて私は符合に覚醒する。なんていう合致・・・そんなことがあるのだろうか?って。私が六歳になる年の五月に弟は誕生。この前のことだった。弟が園に行きたくないって自宅でごねて何日か休んだ後に、先生が列車のおもちゃを持って園に又戻っておいで!!って我が家を家庭訪問して声を掛ける。そのブログの話で、自分でもそんなことあるの?・・・って思う。あの当時、レール走る汽車があったっけ。自分の記憶が正しくはないのでは?って。するとプラレールのCMで間違ってなかったことが証明される。そんなに昔からあったんだ・・・佳かった♪ってまず安堵する。園に行きたくない、そして学校にも行きたくない。そういう気持ちは別に苛めから端を発するものではなくコミュニケーションがメンドイっていう子供の素朴な心から来ている。余りに最初から苛めだ!!を想定すると肩透かしに遭う。どんな子供にもあるのが怖い・・・という概念だ。人前に出るのが本当にもどかしい子供、ドキドキを超えてしまう、そういう子供に限って感性も豊かだ。伸ばしてやりたい。本当に長く見守ってあげたい。そういう周囲の願いがきっと大器晩成にも寄与してくれる。