両方の言い分の明細書

 生徒両方が言っていることが、まるで違っている・・・そういう時にさらに分け入って聞き取り調査をすることも担任の仕事。どっちの生徒の言い分もなんか自分本位に思えるけど、偏見を捨て去って状況を調査しないといけない。しかし担任の仕事は勉強を教えること、そしてみんなを牽引すること、正直時間も充分獲れないだろうっていう予測も立つ。今・・・自己責任を言えば、過酷に聞こえるかも・・・。そこまでの強い自己を育むのは普通難しいからです。中学校時代はもっとも揺れる年代で、価値感そのものも動く時。自分の認識に満点を付けていい生徒などおらず、そこが逆に成長段階として自然な姿なんだなって認め合うことが大事です。生徒ひとりひとり個性があってその個性が輝く社会であって欲しい。そこを目指しています。苛めっこも猛省して社会の一員として溶け込んでいくのがリアル現実です。あの時にあんなことあったなあって、さらりと水に流して爽やかに言える人になることは、中々苛めた方も苛められた方も難しいとは思う。しかしいずれ子供が出来れば苛め問題は否応なく浮上して来てその時に判断を迫られる。親と言う仕事はまっこう勝負。どこにも逃げられない。倫理社会の教科書を読んでもほぼ見つからない。大事なのは、もしも自分がそういう場面に遭遇したらいかに対処する?っていう覚悟。爽やかな覚悟で親はまっこう勝負しないといけません。