貞彦編301

 ここではおもに苛めのことについてを語って行きます。なぜ、父があれほどの苦難にあっても絶対めげなかったのか?それはキャロル的に、こう捉えています。父は大袈裟だった。ちょっと苛められてもすぐ座り込んだりして逆に相手の気持ち逆ナデしていたんじゃないか?って。つまりシグナルソッコー点灯型。みんなも自分の窮地をありのまま言える子供になっておけば安心がついてくる。あいつ、すぐ先生の前で泣きだすんだよ・・・まだ、俺何もやってね~~し。いじめっこが意外な展開になって沈み込む。いじめっ子の方が何か言いたげ・・・そういう動作に持ち込む父こそ、演技派だったなあって。母との対戦でも、父はすぐ泣く・・・これは計画的です。そこで、子供のあたしの憐憫の情を引き出すことに成功。いつも苛められていた人物にしては何も傷んではいない。そういう心を平常心として育成することが教師の開眼ですよね。父はスタンドプレイ型といって、とても大袈裟で自己愛が強かった。自分は、ゴールデンチャイルドだ・・・っていう具合に…。それもこれも母親のタヤが吹き込んだせいです。確かにこの性格こそが自己愛パーソナリティ障害に似ているんだけど意外にも、協調性があった・・・まさしく驚異の性格と言うべきでしょう。