波打ち際に打ち上げられたシャチ

 私はダイエットの失敗組だ。最終的な手段に出たといってもいい。娘が昼型になったのを機に生活が激変。グーグルガイドになるからって言われて、あちこちを散策する羽目に陥ってガソリン代はおろか、レストラン代が掛かるわで、しかしこの娘に働け!!とは言えないのだ。三年と七ヶ月もの間、上にいる二人の子供と離されていた。そういう経緯もあって、この二人を引き取りはしたものの上手くいかず、やっぱり三年七ヶ月は長かったなあって猛省する。親として何もしてやれず、実は彼女の気持ちを汲み取れもしなかった。娘はしかし今、その後に生まれたひとりだけを懸命に育てている。上の二人も施設や個人の家で元気に毎日を果敢に生きている。報告を受ける度に私も頑張りたいな!!って逆に励まされる。上の二人と一緒に暮らすのは彼らが十八歳になってからでも遅くはない。私はその時までに、作家で生きることが出来ていれば御の字だなあって・・・。