貞彦編842

 

ひとりだけ店に親友が出来てその彼女と長電話をしていた最中だった。二階にいても一階の娘には聞こえていてことの全容を電話が終わって家族にすべて打ち明けた。あたしの今の状況や立場を知って娘は驚愕し、訴えてくる。ここは娘の知恵を借りるべきとあたしは庄屋で再び聞き入った。ごめんなさいって始終言うのは辛いかもしれないけど、借金を返すという目的は達成していかないと・・・だから、66歳の自分ですから、もうボケが来ていたんですね?ハヤって軽く流す・・・そうやって日々をそつなく、スルーしていくことも大事だよ?って。娘の言うことにも一理あるなって思う。自分は日頃意見をいっぱい持つがゆえに、逆にそこがネックになっていく。口にガムテープを貼ったつもりで、黙って謝罪を続行していく姿しか、今のところはないだろう。みんな、本部の取り決めを守る真面目なスタッフたち。石頭とは言い切れないクラフト気質を垣間見て、逆に、いとしくなった。師の影を踏まないくらいの態度、そういうのをセブン後輩として肥やしに出来ると思った。職場の唯一、味方である先輩だ。最後に私に冗談を交えて話してくれた。出来ない店員をもっといっぱい見てきたから心配無用って。私の著書、よみびとしらすを渡して読んでもらうことにした。訊くところによると、読書が大好きらしい。メルカリで売ろうとしていた赤川次郎の本も一緒に、来週の火曜日、バトンタッチのときそっと渡そうと思う。赤川の殺人よ、さようならで、まだ、未読だそうだ。ほないこかあ。でぼちんに 手え当てて 計ってみいや?赤ちゃん熱あるんと ちゃうか?☆瑠姫☆