貞彦編795

 

一年生は全員担当の六年生がペアで組んでいる。そのぴっかぴかの一年生も昨日は特別な思いに浸っていたことだろう。六年生が熊本県への修学旅行へ出発して行ったのだ。情緒の豊かなお子さんはどんな旅行になるのかなあって胸がときめくシーンだし、前日はお兄ちゃんやお姉ちゃんに手紙を書いたらしい。初めての手紙になったうちの孫で、どきどきしながら文章を考えたという。なぜなら、相手に伝えたいけど、どんなことを書けば・・・っていうのを初で経験したからだ。幼稚園も保育園も行かず、いきなり小学校だった関係上、かなりの遅れを最初は感じて心配していたあたしだったけど、別の観点が浮かび上がって、それが嬉しい。しかし・・・これから世の中を闊歩していくとき、大大丈夫??って大が二個もつく。それくらい、嘘がつけない性格なのだ。嘘も方便という二文字も大事なのに、嘘がまるでだめってことは、本来は喜ばないといけないのに、祖母として頭を抱える。すぐ本心を周囲に漏らす。でも私の目が曇っているのかも・・って原点に返る。神様がこの子に与えたものの大きさに、打ちのめされる自分がいる。