貞彦編〔135〕

 あたしには今四つの道が開けています。審査に通過してNボックス無事借りる。二番目は通過せず、他のローンでもう一回、ドタバタ審査に挑む、そしてぎりぎりレンタリース成就、次は審査は箸にも棒にもかからず、現金で中古車を三十万内で探して貰う。四番目はまだある。そこでいい車が中々発見出来ずガソスタから見放される。お金がないってのは大変で今の状況を端的に表している。しか~~しそこが、あたしの魅力であることに気が付かされる。誰が大金持ちを今更、見たいでしょう!??あたしの苦悩の表情に皆が心底癒される。あああ、自分より貧乏な人がこの世にいたんだ~~ってな具合。あたしは昨日、そんなことを考えながら、八郎川の川べりの道路を夕刻六時過ぎ歩いていく。すると今度の代車はAVYミラだったんです。なんか懐かしくて涙も出てくる。なんでかっていうと、長女が一泊で兄弟も一緒に連れていってくれたんです。あたしが五十歳過ぎた頃、お母さんが短歌を詠んだ周防大橋へ連れていってあげる!!って。山口県宇部に棲んでいた頃、よく車でドライブして橋の下で子供たちを遊ばせていた。その旅行でレンタルした車!!人生って順ぐりに回っているんだなあって感慨深くなる。それも符合論?もちろんイエ~~スです。しかも長女、癌がステージ3からワンに下がっていたそうであたし歓喜する!!抗がん剤が効いたようです。