貞彦編286

 来たる5月からエメラルド・ウーマンは伯母のことを執筆になる予定で一番大切な人物といっても過言ではない。週に一回では足りないけど、伯母のことを思い出すきっかけになると思うし、母が理論を全部棚上げしてしまって全く本を読まなくなってしまったのに反して、伯母は私の顔色を常に伺っていたような風情があった。なぜ、うつむいているの?なぜ、のし上がっていけないの?悩みは自分が全部原因でしょ?そこまで見抜く人間は、そうそういやしません。母は教育に自信が全く持てず、ずっと、匙を投げてたフシがあったけど伯母は教育には計画が必要なことを常に話してくれていた。みんなの前に立てなくなったのは落ちこぼれになったからではなく、あなた自身が招いたこと、身を入れて勉学にいそしむ時間そのものが少なかったのでは?って。迫って来ていました。しかし私には反発もあった。自分のやり方で前進したかったっていう凝り性な部位。今は伯母が放ってくれたすべての言葉を素直に飲み込める自分になっている。当時は先が見えず、焦っていた感じもする。何回も同じことばかり言ってくれたおかげで今は全部見えている。彼女はまさしく先生だったと今・・・痛感しますね。