貞彦編269

 苛めの元本はジェラシーなのか…昨日、もう一回、グラディエーターという映画を見ながらここまでマキシマス暗殺に闘志を燃やす国王の息子・・・これがまた素晴らしい演技のホアキン・フェニックスで男のジェラシーを見事に演じる。迎え討つマキシマス演じる男優も見劣りしない。二人の俳優の力が拮抗している。しかもそれなのに人気はマキシマスの方が断然大きい。ホアキンの演技力はこの頃からだったんだ・・・って驚愕するとともに、監督は、苛めがどんなときに起るのか?を見事に言い当てている。国王である父親は本当は跡取りをマキシマスにより頼む・・・しかしそれを潰しに掛かったのが息子だった。しかも愛する姉も、マキシマスの虜。なぜ、こうまで、全員の愛を集めるのか?強い嫉妬から、いじめを強行させたことが伺える。もしもみんなが苛めの標的になったら、きっとこの映画を思い出せば解決しうるヒントを得ることは言える。人はせん望によって駆り立てられることがあるという事実。リドリー・スコット監督は人間の苛めの実態をも、この映画で描き切った。そして最後の場面、遺体を皆で高く持ち上げて・・・戦士を弔う。なんで?こんなに優秀な人物が殺されないといけないの?女子は最初から強くあれば良かった・・・姉としてあれが最高のやり方だった??疑問符も残る。ほろ苦すぎる疑問符だ。