貞彦編207

 脇役の凄さ・・・ここを禁じえない。もちろんみんなが演技に到達していることは自明。みんな素晴らしい!!の上前撥ねてしまっているジョンの演技。ゴールデン・リバーは一回か二回見て顔認識が難しくて何が何だか分からず仕舞い。ホアキンとあと二人が似ている。目が大きくて同じ人物に見えてしまう。そこが黄色人種の我々の欠点なのかも。白人がみんな同一に見える。科学者も目が大きい。それで、最初見たとき、誰がどういう役目で出演しているか?てんで、わからなかった。しかしこの映画は暗示と示唆を同時に与える。なぜなら一攫千金は命がけ。右手一本無くすくらいで済めばいいっていう示唆。なんでかな?っていうとライバルだ。ここから食指が延びてくる。そこをクリアしていくってのは並大抵のことではない。誰もがこの金の流れる川をゴールデンリバーを狙っている。知識が逆に作用し、最期を迎えた科学者を描くことで作者の言わんとしたことを考えよう。そして同時に兄弟の大事さを視聴者に伝えてくる。あのギルバート・グレイプの時も見事、バーンバーガーをビッグに演出したジョン・C・ライリーの魅力が伝えてくれる。なぜなのか?人生でこれほど、脇役が輝くことはあたしの視座でも起こらなかった・・・。何かの前兆だろう。