となりの芝生

 みずみずしい演技で瀬戸朝香さんが演じる若妻が旦那のお母さんを演じる泉ピン子さんの間で、そして実母との距離に悩む子育てママの奮闘を描くこのドラマを見ながらいろいろな感触を掴んでいます。昔の女性たちの考え方は今に伝承されているな!!って。気配りは女性の元本とされ女性もそれに照準を合わせていた。子供達のそれとない演技も冴える。すき焼きしっかり楽しみにしてたのに義母さんが肉がダメ。一体なんでこんな風に合わないの?って。素朴な子供達の疑問符、一体いつまで泊まるのかね?って小声でお母さんの耳元で囁くまだ小学生の娘。子供時代から大人の社会や大人の家庭模様を見て育成されれば機微も分かる子供になっていく。どうすればみんなと折り合いを付けられるのか?大前提が社会人としてのそれ。でも芸術分野はそういう仕草だけでは大成がない。人が踏み込まない心象をゲットしないとね。しかし根本は同じ。人が苦しんでいれば一緒に対策を考える。そういう仕草が自然と求められる。いじめはそういうものを一切合切飛び越えて画策される怖いもの。みんなで一緒に考えようではない部位。それゆえに突出しているのです。