貞彦編271

 もしかしたらこのコーナー、日々執筆が難しくなるかも?出来るだけ毎日を心掛けるけど、老成に辿り着くことは、おいそれとはいかず難しい。顔に立派な皺を刻むように精神的に大人になる成熟が理想ですが、私は毎日失敗を繰り返し、行ったり来たり・・・こういう状況では日々執筆が段々難しくなるのかなって自己分析しています。本当に映画も見る人によって感じ方、獲り方も様々なんだと昨夜、ジョーカー見ていたら家族が部屋に来て、お母さんを枕で殺してしまったのは、本当のお母さんではないって分かったからではないかな?って。あたしは逆だと思う。本当の母でないにも関わらず、ずっと育成してくれたのならなおさら、深い感謝の念があってもいいのでは?お母さんにも問題はあっただろう。心の病を抱えていたから。でも殺すまで行ったのには彼なりの私刑願望があった?それは由々しきことです。ジョーカーの場面でもっともホアキンの演技で冴える部位がある。それはお母さんの若き日の写真を手でもみ消すようにポイと捨ててしまうあのシーン。切ないけど、自分はこうするしかない、しかしまだ、迷いもある・・・殺したあとですから迷いは写真を捨ててしまうこと・・・。この作品でホアキンがピエロとして踊るシーンが何か所かある。このダンスも息を呑むくらい上出来ですよね。