貞彦編〔178〕

 いじめを防ぐという意味に於いて具体的な案を出してそれを活用していくことが最新のやりかた。いじめを検証することよりもこっちは大事。こんな友好的でざっくばらんなあたしでも落ち込んでクラスで浮いた時期はあってそれは落ちこぼれになる直前のクラスの中で。しかし、それも楽譜を書いてあげることで相手と仲良くなって浮くことを免れる。みんなが自分の作品を発表しましょう!!っていうのが県立東高の音楽の時間で・・・あたしは雨だれを選ぶ。ショパンピアノ曲です。彼女が選んだのはロミオとジュリエット。しかもオカリナで吹きたい。けど楽譜が中々ないって言ってきたので書いてあげた。その時ヒントを貰う。あたしは勉強出来ずやがて島流しになっていく可哀想な身の上。しかし彼女に楽譜を書いて渡すっていう特技がある。このことは両親が与えてくれたエキスパートだ!!って。転校になって、みんなと離れても、自分は充分やって行けるのでは?そして、やはり、一年の三学期が終わって転校になります。数学が出来ないことで人生の憂鬱をもろに味わったけど今どうよ?見てご覧なさい!!あたしの周囲に居る理数系、パソコン人たちの優秀さ!!世界を見下ろしている。こういう次元まで来れた秘訣は余り気にしないこと。数学が出来る人間たちが、まじで憧れる人材にようやく成長したのです。