貞彦編〔150〕

 たまたま昨夜、野球放映なかったことで凄い番組、あたしがどうしても知りたかった番組に巡り合う。幸運艦と呼ばれた雪風による、戦艦大和沈没あとの救出作戦での様子だ。自分が自分で情けなくなった。当時の状況を聞く機会を得ないままでいたらあたしは大変な勘違いをしていたところ。まだ、戦争は終わってはおらず、救出もそんな簡単なことではなかった。この様相以外にも沈没寸前の大和は大爆発し、その凄い熱風や微塵になった欠片の空からの被弾で我々が思っているような状況ではなく、生きたい者と払われる者とが織りなす地獄の様相は繰り広げられていたという。悲し過ぎて泣いてしまった・・・。なぜ、あたしはもっと大勢を救出出来たはず!!って最初、高を括っていたのだろう。戦争が終結したのはそのあと、四か月も先だったのに・・・。大和がどれだけ日本にとって大きな存在を占めていたか?これを証明するだけに忽せに出来ない。あたしは情報を得ることの大事さを今回ほど味わうことはなかった。でも・・・だからといってあたしに摂取出来る情報数に限度はある。政治のことも知りたいとは思うけど、まだ、自分の領域さえ制覇してない。そこを思うと専門分野を極める攻略がいかに最優先か、みんな、それぞれ、生きる道が目の前に開けている。