貞彦編〔51〕

 黙っている方が楽で安全。あたしにも傍観者気質はあってそこが作家としての最期の砦。みんなもここだけ、誰にも踏み込ませたくはないっていう要塞がないと人生の砂嵐を潜り抜けていくことは困難です。眼潰しが待っている。しかしなぜ、橋下徹には論破が出来て、自分には出来ないの?って嘆く必要は全くない。橋下徹には平常に於いて反骨精神があって、それがある人間、ない人間、全く語彙バランスが異なることでも明らか。しかも反証力が人の十倍はある。だからみんなが彼は何でも言えるのに、自分は・・・ってマイナーな気持ちに陥ることなんて不要。むしろ自分独自に内在しているものを開発していくこと、それが優先と思う。例えば風穴空けたいんだ!!ってその一心でここまで来た人間と、全く風穴の有効性なんて信用せず存在すら認知しなかった人間の差異。ここを見ましょう。前者はいずれ風穴空けるし、その時は着々と近い。しかしそれを全く念頭に置いて来なかった者たちには事実何も出来ない。じゃあだったら風穴を空けることが出来る人物たちと一緒に行動したいな!!それが安全志向というものだろ?って。段々方向性と理念が煮詰まって来るのなら正しい人生です。自分が嫌いな人物だから指を銜えて見てるんですか?あたしなら時機を伺います。みんなが単なる時期にしか見えない時・・・あたしにはチャンスの応用法が見えるのです。