オランなようちゃんいじめ日記〔10〕

 バブルそしてバズル、この言葉はこれからは対だと捉えていい。そしていじめと戒めも対。ある言葉で気が付く。ノーベル賞研究者の吉野さん、そして田中さんの対談で三十五歳は生意気だったって言われる。生意気盛りだったって!!青二才、そして若造、こういった言葉があたしの頭に連想語として駆け巡る。三十五歳で私は投稿を開始し、結局、最後は無視されて終わったんだけど、最初の三ヶ月は、盛んにもてはやされる。しかし彼の主催の短歌結社に入会を断ったことでその後のあたしの短歌すべては切り捨てられる。あたしが望みを繋いだのはもう一人いらした女性歌人の選者。この方が、意志が強い人ではなかったんだろう。時の権力者の流れに飲まれておしまいになったようだ・・・。その後は一回も採用なし!!でも私は腐らなかった。なぜならそこで相手にくみし、影響を受けてしまうのなら、そもそも文学ではない。いじめに負けてしまうことも自分の中で了承が獲れなかった。みんなもいつかは思い当たる。生意気になれる三十五歳。私は今・・・生意気に乾杯出来る。そして、深く敬礼しよう。ありがとうございます。干されて見える絶景がある。もう30年も前の話だ。