亡くなったことを隠蔽にキレた母

 母を人がどう評価しても、私には譲れない観点があってそれは母との再婚のときに、父がひた隠しにしていた最初の結婚での出来事。このことを言えば再婚話自体が、ダメになってしまう・・・って邪推した父と周辺は、落ち付くまで母に内密にするのです。カクレンボという遊びがある日本ならではの対策で、私はそれを母の逆上で知ることになる。赤ちゃんの時です。腹違いの姉のことでショックを受けます。そして美しい赤ちゃんだったと聞きなお、心が揺らぐのです。私のような団子ッパナではなく鼻筋の通った赤ちゃんだった・・・って。しかし日本の男は父に限らず、怖いと思うと憂慮が先に立ってしまい、隠ぺいに走る。どの女性もそうですが隠されることはもっと嫌なこと、結婚がダメになったとしても諦めるべき・・・。当歳で亡くなった赤ちゃんのことを第一に考えればそうなる。しかし激昂する母の方がおかしい・・・って周囲は穏便に収拾を図る。家にとって何が最も優先だったのか?家を断絶させないことが大事っていう基本がここには見え隠れする。家の衰退を避ける為に後継ぎ、それも男の子が必須だったことは自明だろう。実にほろ苦い。日本にはかつてこのような男子絶賛主義があった。しかしそこに一石を投じたのが私の母だったんだなって。