貞彦編290

 両親が激しい口論をしているさなかで育成された私の頭の中・・・どうすれば自分が危険の海へ投げ込まれないか?そこは常に考慮していた。しかし赤ちゃんだったときはかなり怖かったけど自分の口から言葉を言えるようになった時点で状況が一変したこと、ここが苛めを受けて悲哀の奥底にある人々に確かに意味が出てくる。父はなぜ、言葉にこれだけ苦慮し、同じ理由で何回も攻め立てられていたのか?幼子に突き付けられた課題。しかも父と同じ。どんどん脳は成長はしていくものの人間の言葉にグループとパターンがあることに気が付きそれさえ、解明していれば中々敵も突っ込んできたり、上げ足取られたりはしないよう変化改善していくこと・・・ここに妙味をあたしは感じる。何も表現出来なかった赤ちゃんだったあたしは過去となり、やがては自分の気持ちを述べる機会を得る。それは言葉が関与だ。自分から何も言えず・・・と早とちりしてないだろうか?ばりばり言っていい。世の中が歪んで、勝者や富裕層だけが発言を認可され政治家たちだけが勝手に論戦しているかに見えて・・・、ちゃんと世界中の人々は君のことを見てる。ないがしろにしてない。むしろ・・・君の勇気を称える。その勇気を振り絞るっていうとこまで到達出来るを、このコーナーでは隠し玉として持っていることは、あらかじめ言っておこう。