寂しさは人生の糧になる

 小さい時から自分を謳歌するには?ってそこばかり考えて来たようちゃんにとって、身の上は寂しい限り。両親がとも働きで鍵っこだった・・・。このことで、まず孤独を叩き込まれます。両親がしている仕事についてもまだよく分からない。ただ、教壇というものがあって、そこで立って授業をしているって子供心に思ってはいたけど、半端なく寂しさは襲ってきて、かといってみんなと自由に遊べる環境にはなかったのです。そこにいるのはエリートの家族たち。アパート宝くじに当たったことを喜び、家族に与えられた栄誉に希望一杯で入居している隣人たち。戦後初長崎に出来たアパートで憧れの場所だったんです。父達も二回目の応募で入居が叶った。そこを映した映像もNHKで放送があって当時に思いを馳せた人達も多かったでしょう。終戦後の最も悲惨な時代をくぐり抜けて、三丁目の夕日族もちらほらと生まれ始めた。一番大事なのは幼少期です。ここで両親はいてもあれだけ寂しかった私の状況はヒントになる。大事なのは親だけではないのです。寄り添う人になりましょう。近くに居る人の心に寄り添えればまず合格です。