プラネットOFゴリラ(146)

 プリンスには相当の時間が余る日常でした。彼の人生を書いてみたい衝動に襲われてしまうのです。月にセブンイレブンには70時間しか入りません。あとは、寝てるだけでは時間が、もったいない。彼は日本のジグソーパズルの失われたピースの一枚ではないのか?音楽面で秀でた点を持ちながら、まだ未開拓なまま?それを強く感じたプリンスは今度彼が現れたとき、名刺を差し上げることにしたのです。きっかけは、プリンスが奥様について、踏み込んで尋ねたとき、一瞬だけ、彼には躊躇が生じていた心象が見えていた。心の中に彼は書き溜めたものがあり、プリンスがそれを手にすることにより、開花を見るなら、チャンスは到来でした。バンドマンでドラムを叩く者に、メロディーは浮かばない…は、ダボが考える構想であることをプリンスは知っていたのです。