プラネットOFゴリラ(39)

 

 プリンスにはその時ふいに未来が見えてしまい、強く戸惑う…まさかなジャメブでした。彼が列車のレールを見ながらこう言った時です。いつか、時間が経った遠い未来に、又、君と会えるかな?プリンスの心中には強い拒否反応が見られました。40年後、東大出の彼は3000マン超の退職金をもらい、プリンスはコンビニで110円のアイスコーヒーを飲みながら、ヨナヨナ客らの相手をしていたからです。プリンスは神様に問い掛けました。なんで、わざわざ、未来を、こじ開けて、見せるの?嫌らしい!って。神様はこうプリンスに説明したのです。革命家はこの国では絶対無理と諦めていたが、お前なら、信じるに値する。託してもよいと思えて来た…。それはプリンスを驚愕に導く予言だったのです。