プラネットOFゴリラ(127)

  

プリンスはようやく、理解に及びます。自分ひとりで出来ないことが、弟の参加で叶うというトリックです。全くそれに気が付かないまま、人生を終わるところを、啓示によって助けられた。なぜなら、プリンスより6歳弟は下、遥かに自分の見識が上であるを疑わなかった。しかし、話す時間が積み増しされるほど、あの物語と同じような感動を覚えていく…チルチルとミチルの物語です。プリンスの二の舞いになり、落ちこぼれになっていった彼に…プリンスがふがいない気持ちを余儀なくし、一度は、彼を愛せなくなっていた不覚の真実。地面に手を付いて謝りたい気持ちで一杯になるのです。