プラネットOFゴリラ(145)

 四人の歌手の持つヒット曲が彼の頭で打電されプリンスは慄く…自分と相性がぴたり合いすぎで、困惑する。ここは、意表をついておくべき…がプリンスには点灯したのです。彼の一歩先にいたい。同士なら、当たり前の所作でした。一曲でも、彼とは異なる主張をすることで、リーダー権は獲得出来た。しかし、それに及ぼうと顔を見た途端、後ろにいた高校生に頭を下げていなくなってしまう…僕はその時、自分はレジ係だったことに、機(はた)と気がつく。人間的な脅威を見せつけられる瞬間だったのです。