プラネットOFゴリラ(131)

 そして、やがて、弟が猫に自分のすべてを投入している事実にプリンスは驚きを、隠せない。まるで自分の子供のように考え、愛を注ぐ吐露に感動するのです。一晩でも、留守には出来ない……この発言でした。プリンスはその発言によって、計画変更をせざるをえなくなったのも自明です。虚勢手術の為にこれまで資金を投入していたのです。普通なら子供が一人前になり、お金が必要なくなる頃…彼は、そういえば、若い頃から猫を一杯飼っていた。犬派ではない一面にプリンスは考えさせられていました。