プラネットOFゴリラ(79)

 おべんちゃらを言って先輩に取り入ることをみずから廃止して、先輩に、自分の欠点を挙げて、知ってもらう方策を採ったのです。自分は嘘もつくし、切れやすい。失敗したら、言い訳するし、どうしようもない、箸にも棒にも掛からないだめ人間なんです…先輩は顔色を変えたり、同調もせず、こう言って終わった。あたしは、嘘をつく人が大キライ!一番信用が出来ない。そう放つと、さっさと自分の仕事に掛かりプリンスは放置されてしまうのです。あっ気に取られはしても、妙な手応えがあった。先輩の怒りは一応の収まりをみた……そういう改善は確かに感じたのです。