貞彦編291〔オラン・ウーマン編〕

 速さを否定した人間たちの対角にあたしは今・・・ある。座標は嘘をつかない。つけないんだ。あたしは三十五歳から開始した短歌作りで、速さを否定する人間を一杯観てこういう人間に勝利は来ないことを強く予期していた。速いということは、次に掛かる準備がすでに出来ているということ、ここが大先輩たちにはわかってなくて残念に思うけど、何も言わない。いずれ、彼らも理解出来るだろうな?は分かってた。速さを否定した人間たちをあたしは助ける訳がない。私をふみにじってここまで来た連中。オソマツとしか言いようがないよね。そんなに、遅さが好きならずっとそのままでいいんだよ?ってあたしは気遣う様子も見せず、離れていった。みんなも苛めをそんなに大ゲサに採ってはいけない。苛められた私のようだけど、何も関知はしないっていう方向を獲ったまでだし、相手だって私を人間の数には入れてはいなかった。物事の心底をよく見ていれば分かる。正しくない大人だっているんだよ。だから自分の眼力を磨く努力を欠かしてはいけない。間違った大人にずっと追随してたら大変なことに巻き込まれる。例を挙げよう。キオスク、キヨスク、キヲスク、全部正しい。それなのにこれがすべてだ!!って公言してるような大人に今後出会ったら、みずからググル。そして自分で確認する。推考する。いじめを提訴し蒸し返してでも検証したいのか?それとも後生、苛められたくないっていうのとは、訳が違うんだよ?私はどっちにも該当しない。