プラネットOFゴリラ(49)

 誰も知らない間にめきめきと力を付け、独自の視野を温存することに成功したプリンスは次の啓示に取り組み始めていました。無造作にしているだけで、プリンスは良い…というものです。号砲の中身はそれを確認する音。衒いもみずから付けても良い、それは華になるだろう……と。虐めも、一貫する強い態度で突破出来るとの内訳でした。相手が弱い立場と分かるやいなや、槍を振りあげる人間と、時間を共有するのも難儀だが、仕事だから逃げられない。時間中を無難に切り抜ける無頓着主義を取るようスタンスを学びました。バカのフリです。真面目なプリンスには寝耳に水で、対応には苦慮を伴うけれど、啓示を無視する訳には行かなかったのです。