貞彦編947

ジュルイで今書いているのはオーナーの手法なんだけど、商売人の回転率にすごくこだわりがあったっていう一幕。チャンスがいっぱいあっても全部消化しきれない、もどかしさ・・・悶絶と言い換えていい。お金だけど、お金ではないんだね。お金が宙に浮いてしまうくらいの惨事。もっと広さがあったらな・・ってオーナーが思ったくらいクラブの広さはそこまでなかった。昨年、台風避難で思案橋リッチモンドに泊まったとき、行ってみた。ビルの前に立

って、二階までいきたいくらい懐かしかった。ソシアル思案橋ビル。大きな都市型コンビニならこれくらいはあるっていう広さだ。そこにお客様と従業員がいるとなると、混んできたとき、オーナーは頭を悩ましチャンスロスをもっとも恐れ、速く客を返すようにあたしたちに言って来た。回転率がいいとお客様はソッコー帰らないといけなくなる。せめて一時間はいたい!!でも会えただけでもいいじゃない?ここを目指して次の客が来ている・・・ってオーナーは焦り憔悴し頭をうなだれた。あたしは満足を与えられない自分を思いオーナーと並行しながら考えたんだ。こんな、空間の挫折は、どの商売にもある。弱点を活かすべきだな・・って。(ドンドンが好き。ここが閉まるの寂しい)ほな行こうか。みてくれで 彼氏選んだら 間違うで ブサイク男には 味があるんや(こころを見失うな)