貞彦編765

 スマートでかっこいい男性は皆にもてもてで正直いって心配ってのはありますね。元彼はそういうタイプで意外性があったのです。私が描く人生の夢の部位をしたたかに理解出来るタイプ。でも今度の彼は無骨でしかもケチ。私が見たことがない人種だったのです。お水の世界でもケチは嫌われました。あくまでも豪放磊落を男性は装う気質を前に出していました。ケチがばれるとすかさず、男は退散に追い込まれる・・・それくらいケチじゃないことが重要な要素、いわゆる最重要だったのです。しかし堅いのもきっと長所なんじゃないかな?っていう目星も若干あったんです。きちんと生活する出来る基盤は堅さからくるっていうシナリオも知っておくべきで、茶碗蒸しを食べることが出来なかったのだから、その分を引いて欲しいっていう彼の、正直な願いも正当じゃないかしら?って。私にはこうして、同じ現場で遭遇した様々な案件に際して、複数の答えが出るので神様に判別してもらうことも多かったのです。本当の正しい答えを、神が知っていて、そのつど、教えてくれれば人生を間違うことがない・・・って強気にとらえていたのです。