貞彦編〔124〕

 これだけの失敗がありながらすべてが円満にいくのも不思議なご加護があったのでは?って神様に感謝します。あたしはお水の世界でもお客様を親友として扱ったことも良かったのかな?って。男の気がいに満ちているあたしの本当の性格はフランクと豪放ライラク。しかしそこまで性格認知をされないままお互いすれ違っていく、離れていくのが通常ですが、ある程度のあたまを有するエリートのみ、感性一致するのか、後のちまで友情は続行していく。これはヒントになります。同じレベルの頭脳です。もしもそれが真髄にあれば進捗も早い。相手が何に躓いているか?そしてどこへ行こうとしているか?分かり易いと言える。あたしは離婚は出来ずとも暫く、別居したい気持ちは動かない。籍は入れたまま暫く様子見ようと、自分が生まれたチトセピアの近所にアパートを借りる。どうしても家にいて旦那と顔を突き合わせていることが嫌悪だった・・・わがままですね。しかし一回はまだ人生方向転換のチャンスが来ていたことも事実。旦那は税金のことをクリアしたあたしを見直してくれ、しかも別居を渋々許してくれる。そこでお互いをもう一回観察していくことも夫婦の立て直しに繋がると思ったのでしょう。あの時、決心して家を出たことが輝く今に繋がっているのです。