貞彦編762

 今自分のことより心配なのは長男のこと・・・アパートを追い出されそうになっているという。コロナで仕事が激減して、弁護士とのやり取りに今後はなっていくだろうという経過を聞き、すぐ長崎に帰って来て欲しいってラインで返した。なんとか向こうで生活を続行したい長男だけど、今かなり、弱気になっていて、ホームレスになったときは、帰るよ・・・っていうラインの最後の言葉にあたしは光明を見つける。一番優しかった長男だけは幸せになって欲しい。どんなときにも、言ってくれたのは、お母さんがいたから、人生が楽しかった・・っていうセリフだ。1982年1月生まれで、まだまだ、若い。未婚だ。今の店なら、オーナーが優しいから夜勤で勤務を頼めるかもしれない。募集している。弁護士だって、死んでまで支払えとは、言わない。みんな、互いにきついのがコロナ禍の世界だ。どうやら、私だけがきつい・・・って勘違いしていたようだ。彼の場合、もっと安い家賃の家に移りたいけど、このままでは車中泊になってしまうという現状。若者が未来をちゃんと見据えることが出来ないようにコロナは暗躍した。そう仮定すると、見えてくるものがある。ここを乗り切る為には余力ある人たちの知恵をいただき、助け合うことが前提になるということだ。私の弟の家が近所にある。相談等を彼は温かく受け容れてくれるだろう。本来、長男が建てたブログ小屋があるけど、次女はダメだ・・・と拒否する。母の私をひとり占めする野望が頓挫するからだ。しかしそういうワガママを許してはいけない。母として毅然と振る舞うときが来ている。