貞彦編710

 強靭な異見を持っていてもそれが社会ではいっこうに役には立たない時代・・・暗黒の時代も日本にはあったが、それを解消したのがSNSの世界だった。しかしそれをいい面と、悪い面をお互いに忌憚なく出し合ってシェアを温存していく為に平等に配分していかないと行けない。ある人間にとって有益でも片方の人間にとっては将来に影を落としてしまう悪材料かもしれないからだ。ただ、このロシアの場合は全部がロシアの悪い面ばかりしか見えて来ないので、逆に気に懸る。ロシアにも言い分が?って思う自分もあるけど、彼らの普段の行動やニュースの核心がひっちゃかめっちゃかで、信じるに足るニュースソースではないのだ。それを基本としてメディアは国民に意識される。普段の行いで、すべてが判断されると見ていい。自分たちの都合のいいように言論を展開し、昨夜ある番組で、ブチャとイルピンでの残酷なおぞましい蛮行の数々を目の前にしてあたしは絶句した。綿井報道記者が伝えてくれてそのひとつひとつの映像に怒りは込み上げた。彼はボーン上田特別賞を獲ったほどの才覚を持ち、今の街の様子を語ってくれた。その中でもやはり戦争犯罪に確実に抵触すると思われるのは市民への攻撃だ。銃殺だけではない、家にあるものを強奪して、しまいには殺したことを隠蔽する為に焼いてしまった例。オクサーナさんはとうとう夫を荼毘に付すことすら出来ず悲しかったと話していた。人類は立ち上がらないといけない。それを口で言うことはいかにも簡単だよ・・って知らんぷりしている人々も実は怖い。ヨーロッパだけの問題では終わらないからだ。