貞彦編677

 このメルカリの売るシステムや、買うシステムを聞けば亡くなった父も本当に驚くでしょう。彼は買うことに興味を持っていたし、売る人々とも話をして様々なことを学ぼうとしていたからだ。ヒトコトでも、言葉を交わすことでそれは縁だった・・・と捉える父に反して母はどちらかというとクールだった。売り買いにしかし興味が全くない母ではなく一緒に小さな青空市場へ行くとき、心なしかはしゃいでいる様子も伺えた。おとついアンネの日記を暫くぶりに見てあたしには鬱屈として過ごす人々が疑心暗鬼になって心の病を併発することに気がつく。買い物にも行けない・・・これが起点にもある。世話人のミープがやはり、一番スゴイ人物であったことにも改めて尊敬の念を強くした。ユダヤ人をかくまうことで罪に問われたのに、それを知っていて、かくまうことを決めて、食べ物や日用品運び続けた。正義は皆にあるが、行動に移すまでが時間を要する。そこを踏まえるとミーブは迷いがなかった点が素晴しい。アンネはこう言った。あたしが亡くなってもこの日記は残るって。ジャーナリストになるのが夢だった。プーチンが今の今、鑑賞すべき映画である。☆23936☆