貞彦編674

 書留でサインを求められ一体なんだ?って思って怖がっていたらインドのムンバイ発祥の新型コロナの処方箋。こんなにあたしは元気なのに・・・って。一万円もあたしの為に浪費する家族の金銭感覚に恐れ入る。そのお金があればこんなに苦労しながらゴールデンウィークを過ごすことにもならず、むちゃくちゃ思い出を作れたというのに敏感過ぎるっていう病気が頭打ちであたしを悩ます。病院に行くのが怖いからこういう薬を家に準備したい気持ちはわかるけど、お金の桁が違う。千円ならあたしも目を瞑る。しかし一万も出したことがまるで、富裕層みたいでわからないのだ。しかし何を言っても同じ・・・と帰結しそうになって、途端に引き返す。今この三十五歳の娘にちゃんとなってもらわないと未来はない。六歳の息子は母親はちょっと普通の人とは違うかも?って気がついている。そしてばあちゃんは男だ!!って言い張る。ガタイが良いことと、筋肉隆々だから・・・って説明する。小さいときにあたしは同じ場所に注射を打ちすぎて腕の付け根の表側下が萎縮する。それくらい病気ばっかりしてい赤ちゃんだった。この萎縮があることで、いつも筋肉に間違えられる。ま、いっか。小さなことは気にしない。六歳の孫が健全な心を失うことがないようにばあちゃんは見張るだけだ。☆23934☆