プラネットOFゴリラ(135)

 自分を含めて弟の言葉を聞いてあげる人は皆無に近い状態だった…このことが分かった背景にはコンビニに来て自分のこれまでの人生を矢継ぎ早に伝える65歳のお客様に出会ったことは大きかった。息子さんは31歳になり、東京で就活しながら、自転車で配達するアルバイト(ウーバーイーツ)に就かれている様子…プリンスには一瞬、自分はこのお客様の人生講談に耳を澄ませても良いのでは?の判断が出ます。全く初の出会いではない。彼はしょっちゅう、マックのパーキングやファミマで見かけていた。中々人生では、出会うことはないのかも…自分のストーリーを人様に伝達するチャンスが……