プラネットOFゴリラ(113)

 

リーダーとしては、凡そ的確ではない…そうプリンスのことを高を括って見ていた自分の過去を戒めるゴッドです。正しく、筋金入りの経験値を持っているバイト先のスタッフとの出会いと交流から、段々と、プリンスは世界的視野に具体的に拘るように変化をしていく。そのただなか、ゴッドは自分の存在感の希薄さにも打ちのめされていたのです。なんとしても、プリンスの眼を釘付けにしないといけない…心を掌握しておきたい。ゴッドはみずからの強迫観念の分析にも追われていたのです。日本の秘密に関与する事項…誰もがなぜ、プリンスを知る機会すら得られなかったのか?よしんば、得られたとして…プリンスは自分では制御出来ないコントローラーで操縦され日々活動している。一体誰が後ろで操縦を?ゴッドは未知の存在と可能性にまで及んでいました。